アニメを英語辞書で調べると、cartoonとanimationがでてきます。日本語では「アニメ」と1つしか表現がないですが、実はcartoonとanimetionは使い分ける必要があります。
cartoon、animationそれぞれに分類されるアニメ
まずはどのアニメがCartoon とanimationにそれぞれ分類されるのか、具体例をみていきましょう。
Cartoon
- トムとジェリー
- ザ・シンプソンズ
- スポンジ・ボブ など
Animation
- アナと雪の女王
- トイ・ストーリー
- 千と千尋の神隠し
- 君の名は。 など
Cartoon
上記の分類でなんとなくお分かり頂けたと思いますが、Cartoon は”やや子供向きであるアニメ。カジュアルなイメージを感じさせるアニメ”です。
注意 前提として、子供向けであるというニュアンスが含まれます。故に、大人も鑑賞することを想定したアニメには用いません。用いてしまうと、小馬鹿にしたようにニュアンスが入ってしまうので注意です。アカデミー長編アニメ映画賞を受賞するような作品には用いるべきではないでしょう。
アカデミー受賞アニメ
シュレック(2001年)、千と千尋の神隠し(2002年)、ファインディング・ニモ(2003年)Mr.インクレディブル(2004年)、レミーのおいしいレストラン(2007年)、トイ・ストーリー3(2010年)、アナと雪の女王(2013年)など
Animation
Cartoon と比較すると、大人も鑑賞することを想定したアニメです。ウォルトディズニー作品やジブリ作品が代表例ですね。最近のアニメで言うと、私は観る機会はありませんでしたが『鬼滅の刃』は”Demon Slayer”と翻訳されており、全米興行収益1位にもなったそうです。これもまたAnimationでしょうね。
あとがき
大学生の時にアイルランドからの留学生の卒業論文のテーマが、ジブリ映画の『もののけ姫』だったことを思い出しました。日本に留学を希望する外国人の目的の一つにもなる日本のアニメや漫画。世界にも浸透してきている日本のアニメと漫画は、英語でも’anime’や’manga’とそのまま使われる場合も増えてきました。ジブリとディズニーの映画は私も好きですが、ここまで来たかと感心してしまいます。
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