ヨガでの基本の座法には、一般的によく使われる上記イラストの安楽座の他に、蓮華座、達人座、金剛座、吉祥座と呼ばれるものもあります。安楽座以外の座り方に挑戦したいという方もいらっしゃると思いますが、脚の組み方にこだわるのではなく、先ず坐骨で座ることを確認しましょう!坐骨で座ることでたくさんのメリットがあります。
坐骨で座ることのメリット
- 肩こり緩和
- 腰への負担の軽減
- 下腹が引き締まる
- 体幹が養われやすい
- 綺麗な姿勢に近づく
肩こり緩和
骨盤が後傾していることにより、背中が丸くなります。これが肩こりの原因になります。図をご覧ください、理解しやすくなります。
骨盤が後ろに傾いている状態です。(骨盤の後傾)
骨盤が後傾した状態で椅子に座るとイラストのような状態になります。このイラストでなぜ骨盤が後傾していると下腹がぽっこり出やすいのかがわかると思います。骨盤を立てることが出来れば、個人差はありますが、誰でもライ●ップAFTERバージョンに近づきます。逆にいえば、骨盤が後傾していれば誰でもライ●ップBEFOREバージョンになってしまうのです。
腰への負担の軽減
今度は骨盤が前傾している状態を見ていきましょう。女性に多いですが、いわゆる反り腰の状態です。図をご覧ください。
イラストをみると骨盤が前傾していると腰に負担がかかることが、よくお分かり頂けると思います。腰痛の原因の1つです。
体幹が養われやすい、下腹が引き締まる、綺麗な姿勢に近づく
骨盤を立てた良い座り方と悪い座り方を見比べてください。お腹が上に引き上がっていますね。お腹が上に引き上がっていれば、自然と体幹が養われ、下腹は引き締まっていきます。そして美しい姿勢に近づくことが可能なのです。
動画解説:正しい安楽座をマスターしよう!
- 1 あぐらで座る
- 2 踵2つを縦に並べ、延長線上におへそがあるようにする
- 3 お尻のお肉を手で外にかき出し、左右にモゾモゾした時に骨を感じればOK(これが坐骨です)
- 4 坐骨をマットに突き刺すように座って
- 5 肋骨と骨盤を引き剥がすように、お腹を引き上げ、
- 6 ムドラー作ってお膝の上に置けば完成!
対処法:うまく坐骨で座れない人
背中が丸まってしまう方は、タオルをアジャストに使いましょう。
タオルをたたんで
お尻の後ろに挟み込む
骨盤が後傾してしまう方に役立つ方法です。かなり座り易くなります。タオルで傾斜をかけてあげて、骨盤が立つを手伝ってあげる方法です。骨盤の後傾が激しい方は、バスタオルなどで傾斜を高くしてあげるとよいです。
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