ハワイ島、マウイ島、カウアイ島、ニイハウ島、モロカイ島、そして今回はラナイ島のお話。
ラナイ島
- アイランドカラー:オレンジ
- 島の花:カウナオア
前回のモロカイ島は小さな島とご紹介しましたが、そのモロカイ島より更に小さな島なのが全長27㎞、幅20㎞のラナイ島です。マウイ島からはわずか14㎞にありながら、人口の少ない島。ドール社のパイナップル産地として1922年から65年間大変栄え、パイナップル・アイランドとも呼ばれます。今ではこのパイナップル農園の従業員が住んでいたラナイ・シティは、高級リゾート地として栄えています。
ラナイ島の買収歴史
- 1500年代 まだ無人島。マウイ島の首長が支配。
- 1810年 カメハメハ大王によるハワイ統一により、カメハメハ大王の避暑地に。
- 1922年 ドール社ジム・ドールが110万ドルで買収。パイナップルプランテーションとして開墾。
- 1966年 キャッスル・クックがドール社を買収。キャッスル・クック社がラナイ島98%の土地所有。
- 2012年 オラクル・コーポレーションのラリー・エリソンがキャッスル・クック社所有の土地買収。
ラナイ島の伝説
ラナイとは、ハワイ語で「征服の日」という意味です。ラナイ島の名前にまつわる伝説が残っています。まだラナイ島が無人島で、マウイ島の首長によって支配されていた時代のことです。
マウイ島の首長にはカウルラアウという息子がいました。カウルラアウは、とてもいたずらっ子で度々父を困らせていました。ある時カウルラアウは、父が植えたウル(パンの木)を全部引っこ抜いてしまいました。
父の逆鱗に触れたカウルラアウは、ラナイ島に追放されてしまいます。当時ラナイ島は、悪霊の住処となっており、人は誰も近づきませんでした。しかしカウルラアウは、ラナイ島に着くと悪霊を次々と退治していきます。そして遂にラナイ島を人が住める島に変えたのです。
こうしてカウルラアウは、ラナイ島から悪霊を退治した英雄となりました。ラナイ島のラナイ(=征服)とは、カウルラアウの栄誉を称えてつけられました。
ラナイ島のフェスティバル
ラナイ島と言えば、やはり今でも有名なのはパイナップルです!ドール・パークで行われるパイナップル・フェスティバル。例年7月に非営利団体のラナイコミュニティ協会(LCA)が開催しています。
ラナイ島最大級のイベントは、パイナップル・フェスティバルですが、クリスマスイベントも町の子供たちのために開催されます。LCAは青少年のスポーツや活動、学生の奨学金、高齢者の活動、地域イベントを支援しています。
地元の方々が、地元の為に支え合いながら町を盛り上げている、そんな素敵なイベントにラナイ島で出会えます(*^-^*)
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