胸を大きく開いて呼吸ををすることで活気がみなぎり、体側のストレッチ効果、下半身の強化にも良い三角のポーズ(トリコアナーサナ)。シークエンスの中でも人気の高いポーズの1つです。しかし、ポーズのホールド中に、膝の痛みを抱えている方は意外に多い。もし当てはまる方は、解決策までご覧ください。
三角のポーズ時の膝の痛みの原因の1つ
よく三角のポーズの時に膝が痛むと相談されます。そのほとんどの方がこれが原因でした。
それは、過伸展です。過伸展している膝を、反張膝とも呼ばれています。
過伸展(肘の)については、こちらをご覧ください。
過伸展は関節が柔らかいことによるもので、特に女性によく見られます。過伸展している膝の方は、十中八九、太もも前が常に張っているはずです。
そして、この過伸展を解決できれば、太ももを細くすることもできます。
過伸展(膝)の写真解説(三角のポーズ)
まずは三角のポーズ(トリコナアーサナ)を確認
この三角のポーズの膝にフォーカスしてみましょう。
膝は伸び切らず、適度に遊びがある状態です。
次に悪い例です。
膝が反ってしまっています。これでは膝に負担がかかってしまいます。
悪い例の為に、できる限り反るようにしたのですが… 正直上の写真では分かり難いですね。
ただ、わざと反らせたのですが非常に膝が痛かったです。こんなに膝に負担をかけてはいけませんっ!ということを、身をもって思い知りました。
解決策
解決策は、肘の解決策と同じです。
膝を反り過ぎないように、少し膝を緩めるようにすることです。最初は違和感があるかもしれませんが、当たり前になってしまえば、普通に生活をしているだけで悩みを解決することができます。
肘の過伸展についても、ぜひご覧ください。
過伸展(反張膝)は、なぜ太ももが太くなる?
過伸展していると、なぜ太ももが太くなるかの説明をします。
まず、立った状態で太ももに力を入れてみてください。
そうすると、膝が反りませんか?つまり、過伸展している状態になります。過伸展していると、太ももに常に力が入った状態になります。結果、太ももを常にトレーニングしている状態になるので、太くなってしまうのです。
膝を少し緩めるようにすれば、過伸展(反張膝)が治るだけでなく、太ももが自然と細くすることもできます。なりたい脚に近づく可能性が高いですよ!
まとめ
三角のポーズ(トリコナアーサナ)で膝が痛かったら、過伸展を疑ってみましょう。
太もも前が常に張っていませんか?(過伸展の疑い)
→ 過伸展と思われたら、三角のポーズの時に膝を少し緩めるようにしてみましょう。
ヨガで身体を痛めることがあってはいけません。身体に優しい、身体に良い効果のあるヨガをするようにしていきましょう!
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