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ビッグアイランドこと、ハワイ島にはフラダンサーが訪れたい町があります。その名もヒロ。このヒロの町は、のんびりとしたハワイの田舎町の雰囲気が残る、普段はとても静かな町です。しかし年に一度開催されるフラ最大のイベント、メリーモナーク・フェスティバルが行われる時には、町中がにぎわいます。このためフラダンサーにとっては憧れの場所であり、聖地ともされます。このヒロの町の名付け親、そしてその由来をご紹介します。
メリーモナーク・フェスティバルについては、以下の記事もご覧ください。
![](https://pualiko-blog.com/wp-content/uploads/2021/05/メリーモナーク-320x180.jpg)
ヒロの町の名付け親は、カメハメハ大王
結論から申し上げますと、ヒロの町の名付け親はカメハメハ大王です。これはまだカメハメハ大王が、ハワイを統一する前のお話です。
ハワイを統一する前でしたが、カメハメハは既に屈強な戦士としてハワイで有名となっていました。その為、カメハメハの命を狙う者も多く、外出の際にはいつも家来がお供していました。
ある日カメハメハがとある首長を訪問しに、カヌーで出かけた時のことです。カヌーに家来を待たせて、首長に会いにカメハメハは一人で歩いていきました。
しかしカメハメハは一向に帰ってきません。心配になった家来たちはカメハメハを迎えに行こうとしますが、カヌーも見張っていなければ帰れなくなります。そこで家来の1人が、「ティの葉でロープを作ってカヌーを縛っておこう」と提案します。
![](https://pualiko-blog.com/wp-content/uploads/2021/07/ティの葉.jpg)
この家来は器用にティの葉を編み込んでロープを作りあげました。このロープの作り方が、ワイピオの地に伝わる ”ヒロ” という編み方です。ハワイ語では、「編む」という意味もあります。
ロープでカヌーを縛り付けた家来たちはカメハメハを迎えに向かいます。しばらくするとカメハメハと無事に合流します。そして、カメハメハがこのカヌーを縛り付けたロープをみて感心します。そして「なぜワイピオに伝わる作り方を知っているのか」と家来に尋ねました。
家来は答えます。「カメハメハ王にお仕えするために、私はワイピオからやって参りました」と。ロープにも家来にも感心したカメハメハ王は、このロープの名前をとって、この地を”ヒロ”と名付けたのです。以降、ワイルク川の河口一帯は、ヒロと呼ばれるようになりました。
ハワイの生活に欠かせないティの葉
ティーリーフと言えば、フラダンサーならティーリーフスカートを思い浮かべることでしょう。
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ティの葉は、浄化と保護の効果があると昔から信じられています。邪悪なものを寄せ付けない効果があるとされ、フラダンサーのスカートはもちろん、レイや儀式にも欠かせない植物です。
またハワイでは人の集まるところに植えられ、家はもちろんのこと、ホテルやショッピングモール等にも植えられます。
そしてフラTシャツのモチーフにもよく使われています。
![](https://pualiko-blog.com/wp-content/uploads/2021/07/Tシャツ ティーリーフ.png)
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あとがき
7月初旬に2021年のメリーモナーク・フェスティバルが行われました。コロナ禍のため、初の無観客での開催となりましたが、まずは無事に開催されたことを嬉しく思います。来年は例年のような盛大な大会が開催できるようになることを心から祈ります。
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