意外な意味カメハメハは「孤独な者」

1795年にハワイを統一した人物として知られるカメハメハ大王。ハワイ語でそのカメハメハの意味は、「孤独な者」。なぜ屈強な男として知られるカメハメハ大王が、孤独な者として名付けられたのかを見ていきましょう。

カメハメハ「孤独な者」の由来

カメハメハ大王の名の由来には、彼の生まれた時のハワイの情勢と大きく関わっています。

カメハメハ大王の母は、コナ地方の首長の妻であるケクイアポイヴァ。彼女は出産のため忍んでコハラに来ていました。なぜ忍んでいたかは、当時ハワイ島で生まれた赤ん坊は皆殺しにされていたからです。

赤ん坊を皆殺しにする命を出していたのが、ハワイ島の首長アラパイです。アラパイはカフナ（聖職者）より、「全ての首長を倒し、ハワイの王となる赤ん坊が間もなく産まれるだろう」という予言を受けていたのです。この予言を聴いたアラパイは、赤ん坊を皆殺しにせよ、という命を出しました。

自分の赤ん坊を守るべく、ケクイアポイヴァは密かにコハラで赤ん坊を産みました。そしてその赤ん坊を人里離れた山奥で、信頼するナエオレに育てさせたのです。

赤ん坊は5歳になるまで両親と離れて育ちました。ようやく両親と一緒に住めるようになると、ずっと親元から離れて暮らしていたことから、ハワイ語で「孤独な者」という意味のカメハメハと、名付けられました。

カメハメハ大王像、ハワイには3体あります。ぜひハワイに行ったら全部見てきてくださいね(*^^*)

ハワイを離れてワシントンの議事堂にも、カメハメハ大王像があるそうです。アメリカは、各州で傑出した人物の像を議事堂に寄贈しているからです。ハワイ州からはカメハメハ大王とダミアン神父が選ばれました。ダミアン神父に関しては、下のモロカイ島の記事をご覧ください。

前回のホイケのクイズでダミアン神父を出題しました。正答率は…(*´Д｀)ぜひ知っておいて欲しい人物です！！