「まぁまぁ」に”So-so”はあまり使わない(?)

英語学習

なぜ多い?So-soを使う日本人

How are you?「元気?」の返しの言葉に、”So-so”「まぁまぁ」をよく使う日本人多いですよね。これは恐らく平均・中間を選ぶ傾向がある日本人の特性でしょう。日本人は「良い」とも「悪い」とも極端な選択肢を選び難いのです。結果的に中間点を選びがちです。そしてHow are you?の返しに、中間点であろうSo-so.「まぁまぁ」を選ぶのです。

私の学生時代は中学から英語教育が始まりました。私も中学の授業でこのSo-so.を習ったことを覚えています。確かに、「まぁまぁ」という表現で紹介されました。しかし、この「まぁまぁ」という意味には、英語圏では日本と違う意味合いがあります。下記の「So-so.はあまり使わない」でご覧ください。

So-so.はあまり使わない

実はあまりSo-so.はあまり使わないです。

「まぁまぁ」と言えば、「いつもと変わらないよ」、「良くも悪くもないよ」というつもりで使っている方も多いですが、実はSo-so.はネガティブな表現であることを覚えておきましょう。

故に皆さんがネイティブとの挨拶でSo-so.を使うと恐らく下記のような会話になるでしょう。

  • ★How are you?
  • 〇So-so.
  • ★Why so-so? Something happened?
  • 〇(゚д゚)!?

  • ★元気かい?
  • 〇まぁまぁ
  • ★なぜまぁまぁ?何かあったの?
  • 〇(゚д゚)!?

もちろん日本人と話慣れたネイティブとなら問題ないですが、もしそうでないなら恐らく上記のように、So-so.と答える理由を訊いてくるでしょう。なぜならSo-so.はネガティブな表現であるから、「何かあったの?」と相手に心配させてしまうのです。

So-so.の代わりに使える「まぁまぁ」表現

  • Can’t complain.
  • Not bad.
  • Nothing special

特に目立ったこともなく、いつも通りだという意味の「まぁまぁ」「まずまず」「ぼちぼち」に相当する表現。これらの方が、日本人が意図している「まぁまぁ」の意味を表現しています。

できれば「良い」か「悪い」で答えよう!

日本人なので、中間点を選びたい気持ちもあるでしょうが、できれば「良い」「悪い」のどちらかを選んでみましょう。特に海外のビジネスシーンでは、ポジティブな表現を使うようにする姿勢が基本です。そうすれば、その後の会話が明るくなり易いからです。「良い」の際に使いたい表現はコチラ⇩

  • (I’m) Good.
  • (I’m) Great.

挨拶を気持ちよくすると、その後の会話をスムーズにし易くなるはずですよ。特に日本人はリアクションが薄いとよく言われますので、ちょっとオーバーくらいが丁度いいです。ぜひ元気に言ってみましょう!

あとがき

本当に日本人は平均、中間を選ぶんだなぁ。と思ったエピソードがあります。あるマンツーマン英会話教室で働いていた時のことです。

生徒さんに品質向上のために、1~5までの講師の5段階評価をレッスンごとにつけてもらっていました。見事なまでに皆さんほとんど3をつけるのです。しかしお話を聴くと、皆さんレッスンには満足しているのです。ではなぜ3なのか?尋ねると答えは、「なんとなく」です。日本人はなんとなく、平均・中間をつける傾向が本当にあるのです。

それに対して、英語のネイティブスピーカーは、なぜ5でない?なぜ3なのか?をひどく気にしていました。文化の違いとは言え、この5段階評価は、講師を評価するものでしたので、もっと英語圏のマインドで評価して欲しいなぁ、と思っていたことを思い出しました。

言葉を学ぶということは、文化も学ぶことでもあります。納得はできずとも、理解はできるようになれたらいいなと思います。

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