ハワイ島、マウイ島、カウアイ島、ニイハウ島、そして今回はモロカイ島のお話です。
モロカイ島
- アイランドカラー:緑
- 島の花:ククイの花
オアフ島とマウイ島の間にある東西に長いモロカイ島。東西61㎞、南北16㎞と小さな手つかずの自然が残る島である。フレンドリー・アイランドと呼ばれる小さな島であるが、歴史的に知っておきたい出来事もあった島です。
KA HULA PIKO(カ・フラ・ピコ)
フラのイベントと言えばハワイ島ヒロのメリーモナーク・フェスティバルが有名ですが、モロカイ島にもフラのイベントがあります。それがKA HULA PIKO(カ・フラ・ピコ)です。KA HULA PIKOは1991年に始まったイベントで、フラ発祥の地としてモロカイ島を祝うものです。ジョン・カイミカウア率いるHalau Hula O Kukunaokalaとモロカイ島の島民達によって開催される素朴でアットホームなイベントです。
昔ながらのハワイの口承文化を祝い、このイベントではフラはもちろん、歌やハワイアン手芸品の展示、ハワイ口承文化の講義なども行われる屋外イベント。
フラの神、ラカ
モロカイ島の口承文化によると、La’ila’i(ライライ)という女性が最初にモロカイ島にフラを広めたという。そしてライライの没後、彼女の子孫にだけにその踊りが受け継がれていきました。ライライ没後から5世代目にラカが生まれました。
ラカは家族の反対を押し切って、フラを島中に広めようとします。そしてそれはハワイ全体に広がりました。このことから、ラカはフラの最初の女性としてハワイに記憶されました。
世界で最も高い崖、カラウパパ
レッスンでもKuana Toress KaheleのBeaty A’o Moloka’iの曲で登場した世界一高い崖、カラウパパ。このカラウパパがあるのがモロカイ島。断崖絶壁からのラバというロバとウマの交雑種に乗ってダウンヒルするミュール・ライド・ツアーが人気のアクティビティです。現在はカラウパパ地区への立ち入り制限もあり、催行していないようですが、このツアー中に観ることができる景色が最高です。ぜひ行きたいものです。
行ったことがある方のお話だと、しっかりとラバに掴まっていないと危ないので、ある程度の筋力が必要とのことですよ。
ダミアン神父
カラウパパはハワイ史の中で知っておくべき地であり、知っておくべき人がダミアン神父です。
1840年、ハワイで初めてハンセン病患者が確認されました。ハンセン病が確認された患者は、このカラウパパに隔離されました。隔離されてこのハンセン病が善くなることはなく、年間140名ほどが亡くなっていました。それは隔離場所の施設が整っておらず、また看病する者もいなかったからです。ハンセン病は、悪魔の病気として恐れられており、不治の病とされておりました。
この状況を知り、改善するためにカラウパパに自ら赴いたのがベルギー出身の宣教師、ダミアン神父です。彼は生涯を患者のケアに捧げ、そして自らもハンセン病に感染し、49歳で亡くなっています。
彼はハワイの守護者とされ、ネイティブハワイアンではないにも拘わらず、ハワイ州会議事堂の北側(山側)に銅像が立っている人物です。南側(海側)には、ハワイ唯一の女王、リリウオカラニの像があります。
あとがき
毎年カ・フラ・ピコは、5月末から6月に開催されます。2020年の開催は、コロナウィルスのために中止されました。早く安心してイベントが開催できるようになることを祈るばかりです。
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